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閃輝暗点とは

閃輝暗点とは

ontheretina閃輝暗点の症状は、通常両眼に起こります。始めは小さな光の点、ジグザグの線や眩しい光が見え、次第に視野の外側に広がって視野をさえぎります。

閃輝暗点の表現は、

  • 眼がまぶしくてチカチカする
  • 光るレーザービーム
  • 幾何学模様
  • 光の点、輝く星、キラキラと流れる小川

など様々です。
症状は5分から1時間続き、消失します。

頭痛に先立って、視覚や感覚の前兆症状が数分間現れる片頭痛を、前兆のある片頭痛と言います。前兆のある片頭痛は、片頭痛全体の10~30%とされています。前兆症状のうち多いのは閃輝暗点です。
視覚前兆のある片頭痛では、閃輝暗点が20~30分続き、その後に片頭痛が起きます。

頭痛とは関係なく起きる閃輝暗点もあります。
片側の眼に症状が起きるときは、網膜剥離など眼の病気の症状であることがあります。
視野が暗くなる、視野の異常が60分以上続く、繰り返し何度も起きるなどの症状の場合には、脳梗塞や脳血管奇形など脳の病気が原因のこともあります。症状の診察を受けたうえで、MRI検査などで脳内に原因がないか調べることが重要です。

頭痛のない閃輝暗点もある?

片頭痛を伴わない閃輝暗点もあり、無痛性片頭痛と呼ばれます。片頭痛の前兆として起きる閃輝暗点と全く同じ症状が現れますが、その後に頭痛は起きません。
頚部(首)の内頚動脈に狭窄があり眼の動脈(眼動脈)の血流が不安定になる、視野や視覚にかかわる後頭葉や側頭葉に脳梗塞や脳腫瘍がある、てんかんの発作、などで閃輝暗点の症状が現れている場合は、頭痛がないことがあります。閃輝暗点の原因としてこのような脳内の病気を診断しておくことは重要です。


閃輝暗点の原因

閃輝暗点の原因ははっきりと解明されていません。視野の症状が現れるときに脳の後頭葉(視野の中枢)の脳血流が一時的に低下していることが分かっています。脳血管の収縮や興奮が関係しているのではないかと考えられています。
セロトニンという脳内物質が血管を収縮させる、三叉神経の血管の活性化、なども原因と考えられています。

閃輝暗点を伴う片頭痛の原因は?

閃輝暗点を伴う片頭痛は、

  • 明るい光
  • 身体または精神的ストレス
  • 睡眠不足
  • 赤ワインやチーズなどの食べ物

によって引き起こされることがあります。

ストレスで閃輝暗点が起きる?

閃輝暗点を伴う片頭痛は、ストレス、過労、睡眠不足、食事を抜く(低血糖)、赤ワインやチーズなどの食品で起きることがあります。
アルコールやタバコなど血管の拡張や収縮に関連する要因は閃輝暗点を起こしやすくする可能性があります。


閃輝暗点の治療

自宅でできる対処法

静かな暗い部屋で、閃輝暗点や頭痛がおさまるまで休みましょう。
携帯画面を見たりTV画面を見たりせずに休みましょう。
もし頭痛があれば、痛い部位を10~20分冷やすと良いでしょう。
肩や首の筋肉は温めるようにしましょう。
過労やストレスを軽減する方法を見つけましょう。
マインドフルネス、適度な運動習慣、規則正しい食事と睡眠は、閃輝暗点や頭痛を遠ざけます。

薬物治療、その他

薬で治療をする場合には、片頭痛薬、頭痛予防薬や鎮痛薬を内服します。
MRI画像検査をして脳梗塞や後頭葉の脳血管奇形が閃輝暗点の原因であると分かった場合には、それぞれの病気の治療(内服薬、点滴治療、外科手術など)を検討します。
症状から眼の病気、網膜の病気が疑われる場合は眼科の診察を受けていただき、治療の相談をしていただきます。


閃輝暗点のある片頭痛の女性

閃輝暗点のある片頭痛の女性は、低用量経口避妊薬(ピル)は原則使用できません。脳梗塞など血栓症のリスクが高まると考えられているためです。閃輝暗点の症状であるのか、それは片頭痛の前兆症状なのか、診断を受けてから、婦人科の主治医とピルの内服について相談することをおすすめします。

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