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肩こり・首のこりからくる頭痛の治し方

肩こり・首のこりからくる頭痛

stiffshoulders後頭部の頭痛、頭全体の圧迫感、締め付けられるような頭痛の場合は、肩こり・首こりが原因の緊張型頭痛の可能性があります。緊張型頭痛は一次性頭痛のなかで最もよくみられる頭痛で、70%の人が一度は緊張型頭痛を経験すると言われています。
後頭部から頚部(首)、肩にかけての筋肉が過剰に緊張すると、筋肉の血流が悪くなり、痛みを生じる発痛物質が放出されます。

鎮痛薬で頭痛が改善することもありますが、1週間に何度も頭痛がする、我慢できないほど強い頭痛がある場合は医療機関を受診して診断を受けましょう。

緊張型頭痛


肩こり・首こり頭痛の特徴

下記のような症状が見られます。

  • 締め付けられるような痛み
  • 頭の圧迫感
  • 目の奥の痛み
  • 吐き気
  • めまいや浮動感

肩こり・首こり頭痛の起こりやすさ

緊張型頭痛はうつむき姿勢と関係が深いと報告されており、日常の姿勢が大切です。
デスクワークで下を向き続けたり、パソコンの画面を見続けたり、車の運転で長時間前方に意識を集中していたりすると、知らず知らずのうちに頭頚部の筋肉に負担をかけています。
緊張型頭痛が夕方や仕事終わりに起こりやすいのは、日中長い時間同じ姿勢でいることがひとつの原因です。

歯の噛み合わせの異常、歯ぎしり、食いしばりなど顎関節に負担のかかる顎関節症は、肩こりそして頭痛を起こすことがあります。

身体的または精神的なストレス、睡眠不足、カフェイン、市販の鎮痛薬を必要以上に使用することは頭痛を起こりやすくします。


肩こり・首こり頭痛の治療

私たちの体を支えている脊椎の骨は自然な姿勢ではカーブ(弯曲)しています。これを生理的弯曲といいます。頚椎の骨は自然な姿勢では前弯(前に向かって自然に曲がっている)しています。
長時間の不自然な姿勢、前屈み姿勢などで、頚椎の自然な曲がりがなくなったり、後ろに曲がったりする(頚椎脊椎後弯症と言います)と、首や肩の筋肉に思わぬ負担がかかります。
首の病気例えば、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎脊椎後弯症が頭痛の原因になっている場合は姿勢の補正や生活習慣の改善が必要です。鎮痛薬だけでは頭痛の症状は良くならないことがあります。
内服薬による治療は、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などの鎮痛薬、首や肩の筋緊張緩和のための筋弛緩薬が使用されます。
慢性的な肩こり頭痛には抗うつ薬が使用されます。
葛根湯という漢方薬が肩こり頭痛に効くことがあります。葛根湯に含まれる麻黄という成分は、末梢血管を拡張させ血流を良くする作用があるので、筋肉の血流が改善して次第に肩こりが改善してきます。
頭痛体操などの運動プログラム、リラクゼーション、鍼灸なども治療法としてすすめられています。


肩こり・首こり頭痛の予防

姿勢に気をつけましょう

うつむき姿勢にならないようにしましょう。
机に着席するとき前傾姿勢にならないように、椅子の高さを低くするなどの工夫をしましょう。首だけ曲げて下を見る(スマホ首)のではなく、首背中腰の背骨の自然な良姿位を意識しましょう。
寝ている間の姿勢も大切です。枕を低く、固いものにするなど、首に負担をかけない睡眠環境を見直してみましょう。

運動量を増やしましょう

後頭部、首、肩、背中の筋肉の緊張を解きほぐし、精神的なストレスを溜めないように、常日頃から散歩など軽度の運動や週1回の積極的な運動習慣を心がけましょう。
両肩を上げてストンと落とす、首を左右に倒す、椅子に座って前屈する、などの頭痛体操で普段あまり意識しない首や肩の筋肉をストレッチすると良いでしょう。

緊張型頭痛に片頭痛がまぎれているかもしれません

緊張型頭痛と片頭痛の両方の症状を合わせて持っている方もいます。緊張型頭痛にまぎれている片頭痛の症状を悪化させないように、明るすぎる蛍光灯やパソコン画面の明るさを調整しましょう。また、片頭痛と診断されている方も肩こりが誘因となって頭痛発作を起こすことがあります。肩こりのない生活を心がけましょう。

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