脳動脈瘤とは?|かまくら脳神経外科|鎌倉市の脳神経外科

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脳動脈瘤

脳動脈瘤とは?|かまくら脳神経外科|鎌倉市の脳神経外科

未破裂脳動脈瘤

脳動脈瘤

脳動脈の血管壁が部分的に薄くなり瘤状に膨らんだ状態を脳動脈瘤といいます。破裂する前に脳ドックなどの検査で発見された瘤を未破裂脳動脈瘤といいます。
成人における未破裂脳動瘤の発生率はおよそ2%で、年齢とともに増加すると言われています。
未破裂脳動脈瘤は、通常症状はみられません。大きい瘤や目の神経に接している瘤では、物が二重に見える症状や視力障害が出ることがあります。
未破裂脳動脈瘤が破裂すると、くも膜下出血をきたしますので、将来破裂する危険性が高いと考えられる場合には治療を考慮します。破裂の危険性は、大きさ、瘤の部位、形態などから判断します。
未破裂脳動脈瘤には治療した方が良いものもあれば、定期的な経過観察で良いものもあります。当院では、適切な診断のもとに、患者様と一緒に考え最良の選択肢を導き出す診療を行います。

未破裂脳動脈瘤の治療

5ミリ以上の大きさの脳動脈瘤や、視力障害などの症状がある脳動脈瘤は、前向きに治療を検討することが推奨されています。治療には血管内治療と、開頭手術によるクリッピング術の2つの方法があります。いずれの術式にもそれぞれ利点、欠点があります。
未破裂の状態で脳動脈瘤を診断できれば、治療の必要性を判断し、適切な手術方法を選択することにより、くも膜下出血を未然に防ぐことができます。

破裂脳動脈瘤

くも膜下出血の最大の原因は脳動脈瘤の破裂です。
突然の頭痛、嘔気で発症します。重症になると意識障害や麻痺などを伴います。再出血予防のために破裂脳動脈瘤の処置を早急に行わなくてはなりません。治療方法は未破裂脳動脈瘤と同じく血管内治療と開頭クリッピング術があります。さらに、破裂脳動脈瘤の処置後も脳血管攣縮治療や水頭症治療などが必要になります。現在の医療水準でも、くも膜下出血を発症した患者のうち社会復帰が難しい転帰不良例は約40%にも及ぶと言われています。
未破裂脳動脈瘤のうちに診断を受け、適切な治療方針を選択することがとても大切です。

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